岡山県内の工業高校の教諭が総社市内の自動車部品工場で就業体験をするユニークな試みがきょう(6日)から始まりました。
総社市真壁の工業団地の一角で、自動車部品を製造する共立精機では、倉敷市立工業高校の酒井力さんが自動車の変速機に使う部品作りを体験しました。この試みは岡山県が産学官連携で進めるものづくりの担い手を育成する計画の一環です。県内の工業高校の教諭13人が、9カ所の事業所でそれぞれ就業体験を行います。2007年からいわゆる団塊の世代が退職し、ものづくりの分野では技能の伝承が大きな課題になっています。そこで、まず教諭が就業体験をし現場で学んだことを生徒たちに伝えてもらおうというのが狙いです。岡山県では今後、工業分野だけでなく企画、デザイン、販売といった分野の人材も育成し幅広くものづくりの担い手を育てていくことにしています。




