ミステリー作家の横溝正史が戦時中に疎開していた倉敷市真備町の横溝正史疎開宅で、今年もミステリーにちなんだ黒いチューリップが植えられました。
きょう(12日)、黒いチューリップの球根の贈呈式が行われ、吉備信用金庫の清水 宏之理事長などが、横溝正史疎開宅管理組合へ球根・270球を贈りました。
今回贈られた品種は、「ブラックパーロット」という紫がかった黒色のチューリップです。
贈呈式の後には、組合員や吉備信用金庫の職員が、さっそく植え付け作業を行いました。
根が深く見栄えの良い花が咲くように、15センチ間隔で10センチほどの深さに植えていきます。
今回は、去年のものも合わせておよそ500個の球根が植えられました。
この黒いチューリップは、吉備信用金庫などが、4年前から毎年贈っていて、今では、横溝正史のミステリーに合った雰囲気が春の風物詩となっています。
植え付けられた黒いチューリップは、来年の4月中旬に見ごろを迎えるということです。




