クラスターが発生した総社市の高齢者施設でさらに90代以上女性2人の新型コロナウイルスの感染が26日に確認されました。
クラスター発生による感染者は合わせて10人になりました。
総社市で新たに感染が確認されたのは、グループホーム「吉備の里」に入所している90代以上の女性2人です。
この施設では、23日までに入所者と職員合わせて8人の感染が確認されていました。
26日に感染が確認された90代以上の女性2人は、濃厚接触者として再検査の結果、陽性が判明しました。
9例目の女性は23日にセキ、10例目の女性は25日に熱の症状が出ています。
岡山県の伊原木隆太知事は最近の新型コロナ感染の拡大、特に相次ぐクラスター発生で緊急の記者会見を開き、改めて注意を呼びかけました。
岡山県では26日までに延べ215人の感染が判明しています。
この2週間で51人が感染し、このうち33人は4件発生したクラスターによるものです。
クラスターは総社市の高齢者施設や津山市の医療機関、会食などで発生しています。
岡山県では改めて県民への注意を促すため、メッセージを発表しました。
(1) 飲食を楽しむ際は、普段一緒にいる人となるべく少人数で
(2) 発熱などがある場合は仕事を休みましょう
(3) 重症化リスクの高い高齢者を感染させないよう注意を
(4) コロナ差別は絶対にダメ!―の4点です。
岡山県では現在1日700件のPCR検査体制を今月末には,およそ350の医療機関で1日7000件検査できる体制作りを急ぐ方針です。




