おととしの西日本豪雨で被災した倉敷市真備町のコミュニティ施設で岡山県の専門校の学生が復旧工事の作業を体験しました。
来年3月の完成をめざして復旧工事が進む倉敷市真備町のマービーふれあいセンターです。
岡山科学技術専門学校で建築工事や設計を学ぶ29人が現場の作業を体験しました。
おととしの西日本豪雨で被災したマービーふれあいセンターは倉敷市真備町の中心に位置し、1階の天井まで水に浸かりました。
参加した専門学校生は高圧洗浄機を使って建物の泥を落とす作業や水で外壁が浮いてしまい落下の恐れがある箇所を音を聞いて調査するなど実際の現場の作業を体験しました。
この体験会は真備町に本社を置く建設会社「カザケン」が建設業の魅力を知ってもらおうと県内の現場で定期的に企画しているものです。
建設業の担い手は年々深刻な高齢化が進んでいて55歳以上が全体の3割を超えるのに対し、29歳以下はおよそ1割となっています。
毎年のように大規模な災害が発生するなか、将来的に高齢者の大量離職が見通されています。
倉敷市によると、年間8万人が利用していたマービーふれあいセンターの完成予定は来年3月をめざしています。




