日本の全ての市町村を巡り写真に収めた倉敷市在住の写真家が市内の集会所で講演を行いました。
倉敷市上東の「庄東憩の家」で活動する「庄を知る会」が開いた講演会には、地域の住民およそ３０人が参加しました。
講演したのは、倉敷市在住でフリーの写真家として活動している仁科勝介さん（２４歳）です。
仁科さんは、大学１年の夏休みに九州地方を旅行した時、日本を全然知らないことに気づいたことがきっかけで、日本の全ての市町村を巡る旅に出ることを決めました。
おととし３月から今年１月までのおよそ２年間で日本の全自治体１７４１市町村へ愛車の「カブ」に乗って訪れ、各地で撮った写真を自身のブログに投稿してきました。
仁科さんは、単焦点レンズのカメラで写真を撮ることで、目に見えたそのままの景色を収めることにこだわりました。
講演会では、旅の初日に原付で転び全治３ヵ月のけがをして治療しながら走ったことや、西日本豪雨の後は、地元を応援するステッカーを配りながら旅を続けたこと、東京都の青ヶ島村という住所に番地がないほど小さな村に訪れたことなど、旅の思い出や感じたことを話しました。
参加者は、仁科さんの話に驚いたり笑ったりしながら興味津々で聞き入っていました。
仁科さんは、来月からは拠点を東京に移し、写真家としての活動を広げていきます。
庄を知る会は、来月以降もゲストを招いて講演会を行う予定です。
