倉敷民藝館で企画展「民芸が生きている国の工芸展・日本編」がきょうから始まりました。
この企画展はその土地の生活に関わる工芸品を展示することで故郷に目をむけてもらおうと開催されました。展示されているのは 倉敷民藝館の収蔵品の中の日本各地に伝わる工芸品です。岡山県の工芸品の展示室にはお馴染みの花筵や倉敷ガラスのほか今では作られなくなった珍しいものが並びました。そのひとつがイ草を使った団扇です。団扇の丸い部分に水をつけて扇ぐと一段と涼しさが増すそうです。また、麦の茎を編みこんで作った箱なども展示されています。岡山県外のものでは祭事などの催しで舞を披露する舞台などに飾られた沖縄の幕や「めかご」と呼ばれる洗った食器を乾かすための広島の工芸品などもあります。倉敷民藝館ではあまり知られていない地元の工芸品を見てもらい郷土の良さを再認識してほしいとしています。企画展「民芸が生きている国の工芸展・日本編」は12月5日(日)まで開催され、期間中には講演会やワークショップ、コンサートなども予定されています。




