倉敷の窯元・兜山窯の岡本孝明さん、達弥さんの作品展が日本郷土玩具館プラスワンギャラリーで開かれています。
会場には食器や茶器など近年の作品およそ50点が並んでいます。
兜山窯は倉敷市酒津の八幡山・通称兜山の山麓にあり酒津焼発祥の窯場でもあります。
ここに、故・岡本蕭一さんが1935年に登り窯を築いたのが始まりです。
現在は、二代目の孝明さん、三代目の達弥さん親子が受け継いでいます。
こちらの個性的な形の花器は孝明さんの作品で土と糖白釉の色のコントラストが鮮やかです。
明るい青色が美しい鉢は三代目達弥さんの作品で、青瓷という釉を使っていて、縁は花びらのような形に仕上げています。
岡本さん親子は伝統を守りながらも様々な種類の釉を使い、時代にあわせた斬新で生命力のある作品を目指して活動しています。
「くらしき酒津焼 兜山窯展」は日本郷土玩具館+1ギャラリーで9月22日まで開かれています。




