玉野市内で活動する7つの水墨画グループによる作品展が中央公民館ギャラリーで開催されています。
今年で41回目となった作品展には玉野市内で水墨画や墨彩画を楽しむ51人の作品71点が展示されています。
玉野水墨展は市内7つの水墨画教室の交流を深め、互いの技術力の向上を目的に毎年開催しています。
作品展には独自の賞が設けられていて、出展者同士が腕を競い合います。
今回最も優れた賞、「玉野市長賞」を獲得したのは岡野純子さんが描いた作品「雪山」です。
墨の濃淡を生かし、山に積もる雪の様子やふもとに茂る木々が上手く表現されています。
山や木々、そこに暮らす人の民家をバランスよく配置した構図が受賞の要因となりました。
また、絵のみの作品が主流となる中、描いた水墨画に合わせた詩を添えた南画を鑑賞することもできます。
こちらの作品は展覧会の会長を務める88歳の髙津弘一さんが描いた京都、保津川の様子です。作品には穏やかな川の流れに合わせ、世の中が平和な様子を詠んだ漢詩が添えられています。
この他にもグループ毎に描き方の異なる作品を堪能することができます。
第41回玉野水墨展は今月20日まで開催されています。




