倉敷市真備町の画家板谷雅比さんの作品展が天満屋倉敷店の美術画廊で開かれています。
板谷さんは、倉敷市真備町辻田にアトリエを持ち、油絵を中心に描いています。
会場には、板谷さんが去年までに訪れたイタリアやフランスなどの風景画が展示されています。
旅の中のスケッチを元に、少し歪みや傾きのある線で建物などに動きを付け、鮮やかな色合いで見る人の心を動かしています。
こちらは、ギリシャにあるサントリーニ島の風景です。
そのほか、イタリア・フィレンツェの花の大聖堂を囲むオレンジと白で統一された風景などヨーロッパの10数ヵ国を題材に描いた作品およそ45点が並びます。
2年前の西日本豪雨で被災した板谷さんは、自宅1階のアトリエが浸水し、自身の作品や画材、資料などをすべて失いました。
しかし、みなし仮設住宅で再び絵を描き始めて前を向けるようになり、およそ1年前に自宅に戻ってからも制作を続けています。
「板谷雅比 ヨーロッパ風景画展」は、今月21日(月)まで開かれています。




