江戸後期の画家、小田海僊展が倉敷市児島の野﨑家住宅で開かれています。
野﨑家に溶け込むように展示されているのは、江戸時代後期の日本画家小田海僊が鹿を描いたついたてです。
海僊は山口で生まれ、京都で絵を学び全国を旅していました。
その中で、1837年9月から3ヵ月ほど児島で過ごしており、30点を超える作品が野﨑家に残っています。
墨の線と濃淡だけで花や鳥をいきいきと描いた「水墨花鳥図」は柳田で描かれたそうです。
海僊は写実的な花鳥画のほかに中国絵画に学んだ人物画など絵の幅が広く当時人気を集めていました。
今までまとまった作品を見ることが出来たのは山口県と京都府だけでしたが今回野﨑家に貴重な小田海僊の作品がたくさんあることが分かり初めて展示会を開きました。
小田海僊展は旧野﨑家住宅で11月23日まで開かれています。




