8月定例総社市議会が開会しました。
開会初日に市側が先議採決を求めた臨時休校した中学校の生徒一人に対して1万円を支給をする補正予算案が否決されました。
否決された提案は、新型コロナウイルス感染により20日から26日まで臨時休校した総社東中の全生徒837人に1人1万円を支給しようというもので、一般会計補正予算案に、837万円を計上していました。
休校となった一週間分の生活費などを補助するもので、いち早い支給を目指して開会初日の先議採決を求めていました。
本会議では議案の質疑に続いて、文教福祉委員に付託、午後2時からの本会議再開で賛成多数で可決との委員長報告が行われました。この委員長報告の可決に対しての質疑・討論では、議員から「支給がどういう根拠か分からない」「緊急性が必要とは思われない」「ルールが明確でなく制度化するのが先ではないか」「総社市は4月には他の市町より長い休校を取っている。
今回の休校とどう分けて考えているのか」「学校での不安を解消する対策を優先すべきだ」などの反対意見が相次ぎました。
この後、採決の結果、反対多数で臨時休校の生徒1人に1万円を支給する補整予算案は否決されました。




