災害時でのペットの避難に関する講演会が倉敷市で開かれました。
児島図書館で開かれた講演会は、新型コロナウイルス感染症対策として受講者の人数を制限して開かれました。
講師には、広島県に本部を置くNPO法人「犬猫みなしご救援隊」の中谷百合代表が招かれ、災害時のペットの避難について話しました。
中谷さんは熊本地震や東日本大震災など数多くの被災地で飼い主とはぐれたペットの救助をしてきました。
講演ではこれまでの経験を紹介し、「ペットも家族の一員。避難の際には必ず連れ出すように」と話しました。
また、ペットとの避難には飼い主がすぐそばにいる「同伴避難」と飼い主とペットが同じ空間で過ごせない「同行避難」の2種類があることを説明。
同伴避難の例は全国的にもまだ少なく、ペットと飼い主の精神的なケアのためにも「同伴避難できる環境づくりが必要です」と訴えました。
また、避難所ではペットをゲージに入れておく必要性もあることから、「日頃から飼い犬や飼い猫をゲージに入れる訓練が必要です」と話し、避難所でのトラブル防止のためにもペットがゲージに慣れるように躾けることを呼びかけました。




