消防職員の世代交代が課題となっている倉敷市消防局は、若手職員を対象とした火災・爆発体験講座を開きました。
講座は、若手を中心に75人が参加、三菱化学水島事業所の人材教育機関の社員が講師となって、実験を交えて進められました。実験では、可燃性ガスなどを取り扱う火災現場を想定し、静電気や火花によって起りうる引火爆発の危険性が実証されました。静電気によって密閉された排水タンク内の水素が爆発するとどうなるかを想定した。また、スプレー式殺虫剤が撒かれた後に出火するかといった実験なども行われ、実際に発生した火災による被害状況も紹介されました。倉敷消防局では 今後10年で全職員のほぼ3分の1にあたるベテラン職員が定年退職を迎え、世代交代が課題となっています。消防局では こうした研修などを通して、若手職員に知識や技術を伝えていくことにしています。




