総社市新本地区で毎年開催されている義民祭が、今年は新型コロナの影響で規模を縮小し、一部の祭事のみが執り行われました。
義民祭は１８日に新本小学校の裏にある義民社で開催されました。
参加者も絞られ義民の子孫や新本地区の住民およそ３０人が出席しました。
新本義民騒動は江戸時代、当時新本地区を治めていた岡田藩が住民から山を取り上げたことが始まりです。
生きるのに欠かせなかった山を命と引き換えに取り戻した４人を義民として称え、弔うため毎年この時期に義民祭は開催されています。
例年、祭りでは新本小学校の児童によるオペレッタや、新本地区の住民が参加する義民踊りが行われていますが、今年は新型コロナの影響で中止となり、社前祭のみが執り行われました。
入り口に消毒液を設置したほか、席の間隔をあけるなどの感染症対策をしながら社前祭は行われました。
４人の義民の子孫や新本小の児童代表などが玉串を奉納し、焼香しました。
社前祭の後には毎年行われるオペレッタに代わり新本小学校６年生の９人が義民への思いを述べました。
また、６年生は新本騒動から２００年を迎えた１９１８年に作られた『義民２００年祭の詩』を披露しました。
