西日本豪雨で被災した倉敷市真備町岡田地区の住民が地区独自で災害の記憶を残すための冊子の制作を進めています。
倉敷市真備町の岡田地区では住民が主体となって防災マニュアルの作成を行っています。
去年は「逃げる」をテーマに当時の被災状況やどのタイミングで逃げたか、何を持ち出して逃げるかなどをまとめ岡田地区の住民に配布しました。
豪雨災害から2年が経つ今、被災者がどのように生きてきたかをテーマにアンケートを行い災害の記憶を残すための冊子を制作します。
6月30日時点で返ってきた391人のアンケートによると被災後何らかの支援をうけましたか?という質問では、被災した320人が支援を受けたと答えています。
支援を受けた相手は親戚をトップに友人、倉敷市、ボランティアとなっていました。
また復興の感じ方についてはインフラは元に戻っている印象があるもののまちなみや地域活動に対してはまだ低い状況とのことがわかりました。
また、今後の避難先について聞いた項目では、岡田小学校が一番多い結果となりました。
岡野さんは災害当時多くの人が避難した岡田小学校が新型コロナウイルスが収束していない中でも対応できるのか不安を隠せません。
岡田地区まちづくり推進協議会ではこれからアンケートの分析と詰めの作業などを行います。
災害の記憶をまとめた冊子は今年度中に完成させる予定です。




