夏のマリンレジャーシーズンを前に、海難事故の防止を図る会議が、玉野市内で開かれました。
海難防止強調運動玉野地区推進連絡会議には、海の安全に関わる官民の関係機関から、およそ20人が出席しました。玉野海上保安部の今井純一郎部長は、「海難事故ゼロを目指していても、発生は後を断ちません。地域の事情に詳しい皆さんと連携を深め、海難事故の防止に努めていきたい」と挨拶。来月16日から31日まで全国一斉に展開される海難防止強調運動に合わせて、啓発活動に力を入れていくことを申し合わせました。玉野海上保安部の管内では、特にプレジャーボートによる海難事故が増えています。去年一年間に発生したプレージャーボートの関わる海難事故は11件で、平成17年からの5年間では最も多い件数です。原因としては、夏のシーズンだけの季節限定の利用者が多いため、出航前の点検の不十分や操船ミスなど初歩的なケースが目立つということです。関係機関では、見張り、出航前点検の励行やライフジャケットの着用など基本的な注意事項を強調し、啓発していくことにしています。




