特殊詐欺を防ぐために連携強化を図ろうと、総社警察署は総社市内のタクシー事業者と協定を結びました。
協定締結式には、総社警察署の杉井聡署長と、美袋交通、日の丸タクシー、豪渓交通など、総社市内で営業する5つのタクシー事業者が出席し、協定書にサインしました。
この協定は、特殊詐欺の犯人や不審者に関する情報提供を相互に行うことが目的です。
今年3月には総社市内で起きた特殊詐欺の犯人に関する情報を市内で営業するタクシー運転手から受けたことで、詐欺・窃盗の連続犯が摘発されています。
そして、特殊詐欺の「受け子」はタクシーを利用するケースが多いことから、警察署とタクシー事業者との連携をより強くするのが狙いです。
岡山県内で今年起きた特殊詐欺の被害件数は、5月末までで39件、被害額は2億5800万円で、去年の総額を上回っています。
総社市でも今年1件の被害が確認されており、警察では特殊詐欺被害防止に一層力を入れています。




