倉敷警察署と吉備信用金庫は、夏のボーナスシーズンを前に強盗事件を想定した防犯訓練を行いました。
防犯訓練は、多くのお金が動くボーナスシーズンを前に、強盗事件が発生した時の適切な対応を学ぶことを目的としています。
吉備信用金庫倉敷庄支店で行われた訓練は、犯人役の男性1人が現金を奪うために支店に押し入ったという想定で始まりました。
犯人は、凶器のナイフや拳銃で職員を脅し、「金を出せ」と要求しました。
金を奪った犯人は車で逃走し、職員が訓練用のカラーボールを車に投げ付けたほか、犯人の特徴や車のナンバーを控えていました。
その後、通報を受けて駆け付けた警察官に犯人の体格や服装、持ち物などを報告しました。
訓練の後、倉敷警察署は、客や職員の安全を優先して犯人を逆上させないよう、落ち着いて対応することが大切だと伝えていました。
倉敷警察署によると、岡山県内で金融機関を狙った強盗事件は平成26年以来起こっていませんが、新型コロナウイルスの影響で情勢が不安定になっているためより緊張感を持って防犯に努めるよう呼び掛けています。




