玉野高校3年生がパン用強力小麦「ゆめちから」を研究のために栽培し、収穫を行いました。
日本の気候に合うように品種改良されたパン用強力小麦「ゆめちから」です。
この「ゆめちから」を収穫しているのは、玉野高校の有志メンバー5人です。
玉野高校では、「ゆめちから」を自由に研究し栽培する名古屋の製パン会社などが企画したプロジェクトに県内高校で初めて参加しました。
このプロジェクトは、児童生徒に小麦の栽培と収穫を体験してもらい、農業の大切さを知ってもらおうというものでこれまで全国で236校が参加しています。
今回、玉野高校では窒素肥料の量を変えることで、小麦に含まれるタンパク質の一種、「グルテン」の量に変化が出るのかを調べます。
「グルテン」は、うどんでは「コシ」をうみ、パンではふくらみを助けるなど小麦を加工する上で欠かせない物質です。
これまで、窒素量の増加に伴うグルテン量の関係を調べる研究はあったものの窒素量を減らして調べる研究は珍しいそうです。
生徒たちは、去年の11月末に種まきを行い、プランターごとに窒素量を変えて育ててきました。
メンバーの多くは農業体験がなく、少しずつ工夫をしながら小麦を育ててきました。
収穫した小麦は、乾燥後県内の企業に送って、グルテンの含有量が調べられます。




