来月、早島町で「早島・倉敷花ござまつり」が開かれるのを前に特産のイ草製品に親しんでもらおうと展示会が始まりました。
倉敷美観地区の観光案内所「倉敷館」2階には、早島町や倉敷市特産の花ござをはじめ、みやげ物として人気のイ草の小物が並べられています。岡山県のイ草の加工技術は、全国随一といわれていてなかでも花模様のござは、現代感覚も取り入れた多彩な柄がそろいます。会場では、このほか畳表や花ござの製作工程などを紹介したパネルが展示されています。岡山のイ草生産は、昭和39年をピークに昭和40年代には激減します。イ草栽培の過酷な労働と中国などから安い輸入品が増えたことが原因です。しかし、岡山のイ草産業の中心地、早島町と倉敷市では、技術を伝え、質の高い商品を提供しています。その地元業者20数社が一同に会する「花ござまつり」は、来月10日と11日の2日間、早島町役場の特設会場で開かれ、特別価格でイ草製品を販売します。なお、倉敷館での展示会は、来月11日までです。




