倉敷市船穂町特産のマスカットの出荷がはじまりました。
今年は新型コロナウイルスの影響で需要の落ち込みが予想される中で初出荷です。
品のある甘味と見た目の美しさから「ブドウの女王」とも呼ばれるマスカット・オブアレキサンドリアです。
マスカットの産地倉敷市船穂町ではおよそ30戸のブドウ農家が年間71トンを生産しています。
ブドウ農家の松井一智さんのハウスでは収穫作業がはじまりました。
倉敷市船穂町のフルーツフラワーセンターでは農家が出荷するマスカットを持ち込みました。
出荷場では、房の大きさや糖度などを確認して等級分けをしていきました。
船穂町のマスカットは主に贈答用としての需要があり全国のデパートなどで取引されます。
しかし今年は新型コロナウイルスの影響で贈答の需要が落ち込み単価が下がることが予想されます。
今年は東京オリンピックが開催される予定だったため期待が外れた農家も多くいました。
松井さんもその1人で、船穂ブランドのマスカットの味を世界中の人に食べてもらおうと初めて、普段より3週間ほど早いこの時期に出荷時期を調整してきました。
生産者は不安を抱えながらも船穂町特産のマスカットを出荷します。
マスカットの出荷は8月中旬ごろまで続きます。




