倉敷市中央の工房IKUKOでは、木工と焼物の2人の作家展が開かれています。
「羽生野亜・村上雄一 二人展」です。
道具は使われてこそ美しいという『静寂に在る用の美』をテーマの作品が並びました。
羽生さんと村上さんの『用の美』を追求する姿を広く知ってもらおうと作品展が始まり、今回で3回目です。
羽生さんは、現在茨城県で木工を中心とした作品づくりをしています。
ブナの木の角材を彫刻刀などで削り色づけした器や、木と鉄を加工して組み合わせたテーブルは、どれも使う人のことを考えてデザインしています。
村上さんは、陶器や磁器づくりを中心に、岐阜県で活動しています。
急須などの「注ぎもの」を得意とし、収納や耐熱性などの使いやすさを求めた作品が展示されました。
暮らしの中で使うことを考えた二人の作品は、並べて展示しても調和が取れたものとなっています。
作品展は、今月31日まで開かれます。




