井原鉄道は、新型コロナウイルス対策のため、29日から当面の間、井原線の運行本数を減らします。
29日からの運行ダイヤは、井原・神辺方面の下りが24本、清音・総社方面の上りが23本となり、これまでより9本ずつ運休または区間短縮されます。主に早朝・深夜の利用が少ない便が対象です。真備地区からの発着だと、最終列車は下りが午後9時台、上りが午後8時台と、それぞれ1時間ほど繰り上がります。運転本数が減るのは、列車の運転手を3つのチームに分けて運行するためです。万が一、運転手が新型コロナウイルスに感染した場合、濃厚接触者を減らすことで運行への影響を少なくする狙いがあります。井原鉄道では、これまで押しボタン式のドアを自動にすることで車内の換気を促進。運転席に仕切り板を設置するなど、駅や車内での感染予防策をとっています。井原線の4月の乗客は、前の年の同じ時期と比べ、6割から7割減っているということです。




