玉野市スポーツ財団の元職員が財団の口座から不正に3800万円あまりを引き出していた問題を巡る市議会調査特別委員会(=百条委員会)がはじめて開かれました。
百条委員会は地方公共団体の事務にかかわる不祥事に対して「組織の管理に問題が無かったか」「不祥事が起こった背景に何があるのか」「今後再発防止をするにはどうすればいいのか」といったことを調査することを目的に設置される特別委員会です。一回目の委員会では山上誠二副市長や妹尾均教育長など4人が説明人として出席しました。始めに藤原敬一教育次長が、財団の元職員が平成25年5月に財団の定期預金を不正に解約しおよそ1500万円を持ち帰ったことや平成29年度の決算処理過程で虚偽の理由を銀行に伝えおよそ2380万円持ち帰りや出金を行っていたことなどを説明しました。質疑応答では、委員会のメンバーから横領した元職員も悪いが市の指導監督の体制にも不備があったとして、次回の委員会で、当時の教育長や教育次長などを参考人として呼ぶよう声があがりました。
百条委員会は月に1回開かれる予定で次回は5月25日当時の教育委員長など4人を参考人として呼ぶ予定です。




