鉄を扱う造形作家、石井章さんの個展が倉敷市児島のアラパープで開かれています。
石井章さんは東京造形大学で造形や彫刻などを学び、現在は香川県に工房を構え、主に鉄を素材に使った創作活動をしています。今回の個展のテーマは「鍵クレーン衛星」。人間という惑星に鍵を吊るす使命を持つクレーン衛星が辿りついたという設定でアート作品を創作しています。会場には鍵掛けを中心に、コート掛けやハンガーラックといった日常生活に便利な家具の他、ユニークなオブジェなどおよそ50点が並んでいます。石井さんのオブジェは素材に鉄を使っていますが、あまり重さを感じさせず、柔らかさを感じられるという不思議な雰囲気があります。また、家具などの作品は都会的で洗練されたデザインですが実用性も兼ね備えています。その他、会場には可愛らしいキーホルダーやネックレスなども並んでいます。石井章さんの個展「鍵クレーン衛星」は今月(6月)30日まで、倉敷市児島のアラパープで開かれています。




