新型コロナウイルスの感染拡大はいよいよ「緊急事態宣言」が出される段階に入りました。
宣言の対象地域は首都圏や大阪、兵庫など7都府県ですが、岡山県民としてどう対応していくべきなのか、不安はぬぐえません。
岡山県の伊原木隆太知事は緊急事態宣言について会見し「対象地域となった首都圏や大阪などへの不要不急の遠出は自粛してほしい。
どうかウイルスを岡山に持ち帰るような動きはしないようにしてください」と強く訴えました。
同時に、今の新型コロナウイルスが、無症状のまま感染を広げている、危険性を指摘し、対象となった地域から疎開とか、観光目的に岡山にやってくる人がウイルスをばらまくことを強く懸念していると力を込めました。
そのうえで「いまは対象地域とそうでない地域を問わず自分の地域にとどまることが、日本全体にとって新型コロナウイルスを収束させる道」と強調しました。
また、岡山県でも急速に感染が広がるようなことがあれば、一番懸念しているのが医療と話し、岡山の医療が持ちこたえられよう、感染者を病院以外のホテルなどの施設で収容来るよう、スタッフの確保などと合わせて準備を進めている、と話しました。
また、三菱自動車水島製作所の一時生産休止や観光業への打撃など、経済界にもダメージが広がっていることを懸念し、県としても資金繰りなどスピード感をもってこの難局を乗り越えたいと話しました。




