倉敷市の伊東香織市長は、きょうの定例会見で西日本豪雨で被災した真備町内に建設する復興防災公園の基本計画を発表しました。
復興防災公園は、真備町箭田の小田川と高馬川の合流地点付近で倉敷まきび支援学校西側の民有地を予定地としています。
公園の広さは、小田川の河川敷部分を含めおよそ4・5ヘクタールとなっています。
公園内には災害時の水防活動に必要な緊急用資材などを備蓄できる多目的建屋を造り、救援活動や復旧などを迅速に行える「防災拠点」としています。
また、これまで3回にわたり開催した住民対象のワークショップで多く意見が寄せられた「車での避難」について、公園内の一部1・2ヘクタールに堤防と同じ高さまで盛り土をして駐車スペースを確保します。
およそ300台分が駐車できるとしており、1000人単位の住民が一時避難できるように計画されています。
一方、平常時は川を活かした防災教育や、住民の憩いの場として活用し、小田川河川敷にはスポーツやレクリエーションができる広場が設けられます。
市では、豪雨災害からの復興のシンボルとなる防災公園として整備し、令和5年度の完成を予定しています。




