矢掛町の美術作家古城敏雄さんと父と姉の作品が並んだ「古城ファミリー展」が、倉敷市真備町岡田のののくさギャラリーで開かれています。
春が訪れた嬉しさを詩とイラストで表現した版画や、墨の濃淡だけで羽休めをする鳥を描いた書画、硬いデニム生地を一針一針手縫いしたネズミのお雛様など。
会場には、矢掛町の美術作家、古城敏雄さんの版画と、父親の故・古城雄作さんの書画、姉で手芸作家の赤木光枝さんの作品が並びます。
古城敏雄さんは、40歳の頃に体が自由に動かし辛くなるパーキンソン病を患い、闘病しながら作家活動を続けています。
敏雄さんの作品は、優しい印象で、見た人を元気にする、と評価されています。
敏雄さんの父、故・古城雄作さんは、矢掛商店街で洋品店を営みながら、書画や木彫り作品を制作していました。
中でも、木彫りは公民館の講座で講師を務める腕前でした。
敏雄さんの姉 赤木光枝さんは、デニム生地を使った作品を得意としています。
こちらのデニムのお雛様は、児島で開催されるデニムのひな人形のコンテストで最優秀賞を受賞しました。
また、ギャラリー入り口では、赤木さん特製の布マスクが販売されています。
「古城ファミリーコラボ展」は、4月5日(日)まで倉敷市真備町岡田の「ののくさギャラリー」で開かれています。




