倉敷市の公立小学校全62校で卒業式が行われました。
一昨年の豪雨災害で被災した倉敷市真備町の川辺小学校では、2年ぶりに復旧した校舎での卒業式開催となりました。
豪雨災害で被災した川辺小学校は、今年1月に校舎の復旧工事が完了し、児童たちは、元の校舎で授業を再開しました。
「川辺に戻って卒業式」という願いは叶いましたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、在校生が参加しない寂しい式となりました。
式では、卒業生38人の名前が一人ひとり呼ばれ、本多卓郎校長から、卒業証書が手渡されました。
そして、豪雨災害をはじめ数々の困難を乗り越えてきた卒業生にはなむけの言葉が贈られました。
卒業生たちは、保護者やお世話になった先生たちに感謝の気持ちを伝えました。
また教室では、在校生たちからのビデオメッセージが上映されました。
3月の一斉休校により開催できなかった6年生を送る会で披露する予定だった出し物を1年生から5年生までの児童が昨日(18日)の登校日に撮影したものです。
卒業生たちは、在校生たちからの感謝の気持ちが込められたことばや歌に聴き入っていました。
そして先生たちに見送られながら花道を歩いた卒業生たちは、きれいに復旧した
校舎をバックに友達や担任の先生と記念写真を撮るなどして会話を弾ませ、思い出深い学び舎に別れを告げました。
38人の卒業生のほとんどは真備東中学校へ進学します。




