倉敷市で栽培された綿を使って、こども服を作ろうという動きが進んでいます。
このプロジェクトの中心となっているのが倉敷市羽島の楠戸俊宣さんです。
倉敷市立短期大学で開かれたデザインコンペ。
学生たちが考案した子ども服のデザインが集まりました。
このデザインコンペは、倉敷市で不動産業を営む楠戸俊宣さんが玉島信用金庫や
倉敷市立短大の協力を得て開いたものです。
【インタ】楠戸俊宣さん
楠戸さんは、2年前から市内の耕作放棄地などを借り受け、無農薬での綿花の栽培に着手。
これまで経験のない綿花の栽培に苦労しながら、去年初めておよそ300キロの綿を収穫しました。
収穫された綿は、着色せずに無添加のこども用のセーターやベストなどに使われます。
最初は、「自分で作った綿で孫のこども服を作りたい」と始めた楠戸さんですが、次第に「赤ちゃんのための産着をはじめ倉敷の子どもたちに倉敷産の綿花で作られた服を着てもらいたい」という思いが強くなってきたそうです。
【インタ】楠戸俊宣さん
デザインコンペで優秀賞のニットベストなどは6月に完成の予定です。
今後は、市内の耕作放棄地などを活用して栽培の規模を広げていき、将来的には年間1トンの綿を生産し、こども服の本格的な商品化を目指します。




