総社市の造り酒屋、三宅酒造では、新型コロナウイルス感染防止に注意を払って新酒まつりを行いました。
総社市宿の三宅酒造です。酒蔵の入り口では消毒用のアルコールティッシュが配られ、訪れた人は手を拭いて会場へ入ります。三宅酒造では今年の新酒まつりの中止を検討しましたが、感染対策をしたうえで開催をすることにしました。新酒まつりのイベントの目玉は、去年１２月に仕込んだイベント限定の新酒です。山手地区で育てた酒米「都」を使った純米酒と純米吟醸酒の２種類で、それぞれ２００リットル用意されました。イベント開始と同時に列を作った日本酒ファンは、１本、また１本と買い求め、中には日本酒を良い状態で持ち帰ろうとクーラーボックスを用意した人の姿もありました。新酒販売コーナーとともに人気となったのは新酒の試飲コーナーです。２種類の新酒が無料で味わうことができます。小さなコップにお酒が注がれるとおいしそうに飲み比べていました。三宅酒造の新酒まつりでは酒米「都」の栽培から日本酒造りを学ぶ酒づくり大学のメンバーがやきとりやうどんなどの販売を行ってイベントを盛り上げていました。訪れた人は日本酒を片手に春の１日を楽しんでいました。
備中県民局では地域の酒蔵をめぐるスタンプラリーを実施していて、２１日・２２日には総社市清音のヨイキゲン、来月１２日には倉敷市児島の十八盛酒造、１８日・１９日には倉敷市連島町の渡辺酒造などで新酒まつりが予定されています。
