倉敷市阿知の国の重要文化財 大橋家住宅で昔ながらの家作りを学ぼうというセミナーが開かれました。
このセミナーは、江戸時代に建てられた町屋建築から現代につながる平屋作りの魅力を多くに人に知ってもらおうと地元情報誌やハウスメーカーが初めて開きました。2回に分けられて開かれたセミナーには40人が参加し、講師となった積水ハウスの一級建築士板倉浩二さんが町屋建築から現代に活かせる家作りのポイントを説明しました。大橋家住宅は 江戸時代の寛政年間に主要部分が立てられた倉敷を代表する町屋建築です。 特に、南北に出入り口を設けることで風通しを良くしたり、平屋ならではの勾配天井や多く外光を取り入れる工夫がされています。また、どの部屋からも庭に面し、開放感が保たれている点や、玄関の入り口の高さを40センチ程度の高さにしたり、椅子を置くことで楽な姿勢で靴に履き替えられるなど、参加者は感心した様子でした。主催者によると 高齢者の増加や家族構成の変化などで 近年平屋住宅が見直されてきていて、こうした地域貢献も含めた講座を開いていきたいとしています。




