KCTコミちゃん（倉敷ケーブルテレビ）

倉敷市内に高次脳機能障害者のグループホーム設置を目指すＮＰО法人「草木舎」は、脳機能障害への理解と支援策を考える講演会を開きました。

高次脳機能障害とは、脳梗塞や脳出血、脳外傷や低酸素脳症といった病気や事故などで脳が損傷を受けたために言語・思考・記憶・行為などの認知機能に生じる障害のことです。特に、注意力や集中力の低下により、「新しいことが覚えられない」「多少のことでイライラする」など感情や行動の抑制がきかなくなり、日常の生活に支障が出てきます。しかし、こうした「障害」には、外見では障害があることが分かりにくい、本人も自覚が難しいため、誤解を受けやすいという問題点があります。講演会では、万成病院の生活訓練施設「ひまわり寮」施設長田淵泰子さんと川崎医療福祉大学種村純教授を講師に迎え障害者への偏見を解消し地域住民との交流の輪を広げていくかなど高次脳機能障害者への対応や支援のあり方について考えました。