総社市が誇る書家・高木聖鶴さんの没後三年に合わせて総社吉備路文化館で小企画展が行われています。
93歳で逝去した高木聖鶴さんは平成25年に文化勲章を受章するなど日本を代表する書家として知られています。第一線で活躍しながらも生涯、故郷の総社市で暮らし、地元に根付いた活動をしていました。総社吉備路文化館では、高木聖鶴さんの書を全国的にも多いおよそ100点所蔵し、常設展を行っています。
没後三年に合わせた今回の小企画展では、常設展などでの展示が難しく普段見る機会の少ない掛け軸や巻物が展示されています。平安時代の古筆に基づいた優美な「かな」や中国の古典を研究した「漢字」の力強さを間近で堪能することができます。高木聖鶴さんの代表的な書の雰囲気と少し違ったこちらの書。総社市の現代詩人故・井奥行彦さんが宝福寺の情景を詠んだ詩が書かれた作品です。また、一番弟子の故・長谷川鶴山さんが書いた「吉備路」の書も展示されています。
【インタビュー】・総社市文化芸術課 豊嶋乃女さん
小企画展「没後三年高木聖鶴」は今月23日(日)まで総社吉備路文化館で行われています。
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