会場には総社、倉敷、井原などで町並み保存に関わる人たちおよそ100人が集まりました。
開会にあたり、備中町並みネットワークの大賀 紀美子副代表が、「みなさんと意見を出し合い、過去と未来をつなぐ町並みの保全と活性化につなげたい」と挨拶しました。
続いて、行われた基調講演では島根大学建築デザイン学科助教の井上 亮さんが「新旧の融合で未来の町並み景観を考える」と題して話しました。
講演の中で、井上さんは「まちの成り立ちや意味を知ることが地域主体のまちづくりには大切」と説明。
「今見えている町の姿を語れるようになることが最初の一歩です」と話しました。
また、「地域内の住民で共感できるテーマを見出すことが必要」と地域主体のまちづくりのポイントを解説しました。
このほか各地で活動するまちづくり団体の代表者たちによる円卓会議も開かれ、未来の町並み景観に必要な要素について意見を交わしました。
備中町並ゼミは、備中地域の町並み保存に関わるNPO団体や、行政などで組織する「備中町並ネットワーク」が開いていて、今回で5回目の開催です。




