倉敷市出身の日本画家、池田 遙邨の抽象画を集めた企画展が、倉敷市立美術館で開かれています。
池田 遙邨は大正から昭和にかけて活躍した風景画家として広く知られています。
会場には、遙邨が旅先で描いたスケッチや、テレビや雑誌からインスピレーションを受けて描いた作品、20点が展示されています。
滋賀県の大津市で描かれた、「近江舞子の松」というスケッチです。
単純化された構成は当事のヨーロッパからもたらされた新しい手法に影響を受けたものとされています。
大胆で鮮やかに描かれた「日蝕」という作品は、テレビで見た「皆既日食」の印象を、表現しています。
遙邨の作品は多くの写生から生まれた、抽象的な表現や不思議な造形が魅力と言われています。
企画展「遙邨の抽象表現」は、3月15日(日)まで、倉敷市立美術館で開かれています。




