今月26日の文化財防火デーを前に玉野市玉の大聖寺で地域住民も参加した消防訓練が行われました。
訓練は、掃除で集めた落ち葉を燃やしていたところ、突風にあおられ境内の木に燃え移ったという想定で行われました。
住職がバケツをたたきながら火災発生を伝え、寺の関係者が119番通報。
その後、境内にいた檀家などの地域住民が連携して、バケツリレーと消火器で初期消火活動を行うとともに、本堂から貴重品を運び出しました。
続いて玉野消防署の署員が到着し、ホースを延ばして放水するなど、迅速な動きで消火活動にあたりました。
この訓練は、1月26日の文化財防火デーにあわせて実施され、消防や地元住民などおよそ30人が参加しました。
去年はフランスのノートルダム大聖堂や沖縄県の首里城など文化遺産の火災が相次いで発生しています。
訓練後の講評で、玉野消防署の藤原 太署長は「地域と連携した初期消火活動の重要性」を訴えました。
また、消火器を使った消火訓練も行われ、参加した地域住民は防火意識を高めていました。




