倉敷の実業家で、倉敷の礎を築いた大原孫三郎を紹介する特別展が、倉敷美観地区の語らい座大原本邸で始まりました。
大原孫三郎の命日である1月18日にあわせて語らい座大原本邸では孫三郎をしのび、功績などを知ってもらう特別展を開いています。
展示されているのは、倉敷の発展に携わった孫三郎の功績がわかる文書や勲章などおよそ30点です。
孫三郎が経営した倉敷絹織の営業報告書や地域の電話開設に尽力した時の感謝状、孫三郎が開いていた講演会の入場券などが並びます。
第四回講演会の入場券は、当時フランスにいた児島虎次郎が描いたものですが、船での郵送が遅れたため講演会に間に合わず、後日届いたものです。
そのほか、孫三郎の書や孫三郎が富士、虎次郎が松を描いた合作の掛け軸が飾られ、文化人的な面も見られます。
特別展大原孫三郎展は、1月19日まで語らい座大原本邸で開かれています。入館料は500円で、
期間中は離れ座敷のお茶席も500円で楽しめます。




