倉敷商業高校の3年生が税と選挙について学ぶ特別授業を受けました。
税と選挙について学ぶ授業は総合実践授業の一環で、倉敷税務署と岡山県選挙管理委員会などから講師を招いて行われました。税に関する講義では国や地方自治体に納められる税金がおよそ50種類あって、学校や警察・消防など生活を支えるために使われていることが説明されました。選挙の講義では投票によって選ばれた人が税金の税率や使い方を決めていくので選挙が重要な意味を持っていることを学びました。模擬選挙では実際の投票用紙や投票箱を使って、3人の候補に投票しました。候補者の3人は、所得税を増税し地域医療の充実を目指す候補、消費税を増税し地域福祉の充実を目指す候補、増税をせずに歳出を減らし未来の負担解消を目指す候補です。生徒は税と選挙の講義を踏まえ一票を投じていました。授業では開票作業も生徒が選挙従事者となって進められ、投票用紙を計算する機械をつかって得票計算が行われました。候補者名の漢字が違う、または、名前自体が違う、何も書かれていない投票用紙がどのように仕分けられるかも講師から話を聞いて選挙の実際を学んでいました。模擬選挙の結果、投票総数263、有効260、無効3、増税をせずに歳出を減らし未来の負担解消を目指す候補が146票と最多得票となりました。倉敷商業高校では、特別授業のフィードバックとして、今後、税の必要性や選挙の仕組みについて授業の中で考えていくことになっています。




