シーズンオフのプールには、ヤゴなどの生き物が生息しています。夏のプール開放前に掃除をすると、その多くが命を落としてしまいます。この生き物たちを救おうと、倉敷市で「ヤゴ救出作戦」と題した取り組みが行われました。
取り組みには市内の親子連れおよそ250人が参加しました。参加者は半分ほど水を抜いたプールに網を持って入り、ヤゴを探しました。イトトンボや赤トンボの仲間など体長2センチ程のヤゴが多い中、6センチ程のギンヤンマも見つかりました。地域の防火用水として使われるプールは池の役割をしており、多くの生き物が生息する一つの生態系となっています。倉敷市スポーツ振興事業団では3年前から、子どもたちの環境学習にと水島中央公園のプールで、「ヤゴ救出作戦」を行っています。参加者はヤゴを自宅に持ち帰って羽化するまで観察したり、近くの川に放したりするとのことです。




