倉敷美観地区のArtSpaceはしまやで手織り職人の上松茂世子さんの織展が今日から開かれています。
ギャラリーには、ホームスパンと呼ばれるウールを糸車で紡ぐ伝統的な手法で作ったマフラーやシルクストールなど、合わせておよそ80点が展示されています。
上松さんは、ホームスパンの本場イギリスからウールを輸入し、染色から仕上げまでをすべて独学でこなしています。
ホームスパンは、手織りのムラによって空気が含まれることによって機械織よりも暖かく柔らかい肌触りを生み出すのが魅力です。
また上松さんは、作品の大半を岡山県で採れる植物から染料で作っています。
柿や枇杷の葉、蓬などを季節や場所を変えて採集することで同じ植物でも全く違う色になるそうです。
上松さんの織展は、来月1日まで開かれる予定です。
なお、気に入った作品はその場で購入もできます。




