倉敷市福田町の五軒家町内会は、地震や水害などに備えるための自主防災フェスタを開きました。
五軒家町内会では、自主防災フェスタを東日本大震災以降、2012年から毎年行っています。今年は町内在住の防災士、吉岡康裕さんが地震や大雨、台風などで町内にどんな被害が出るか、火災が発生したら、どのように行動すべきかを説明していきました。高梁川が酒津で決壊するシミュレーションでは、12時間後に50センチから1メートルの浸水害が五軒家町内に発生すること、火災への対応については、消防への通報、初期消火、避難のタイミングなどを図を用いて説明し、住民は災害への備えについて学んでいました。自主防災フェスタでは土嚢づくりや炊き出し訓練も合わせて行われました。五軒家町内会には現在200世帯が暮らしていて、このうちおよそ2割が70歳以上となっています。町内会では、災害発生時は住民の協力が不可欠としており、自主防災フェスタなどの町内行事を通じて今後も顔の見える関係づくりを行っていくことにしています。




