西日本豪雨で浸水被害にあった倉敷市真備町の高齢者施設「ライフタウンまび」が1階の改修を終え、きょう(23日)から利用を再開しました。
利用再開となった施設の1階に新たに設けられたのが、「クッキングスタジオ」です。
高齢者がリハビリを兼ね自ら調理し、料理と会話を楽しみながら自立していける空間となっています。
また、国内外で料理教室を展開する「ABCクッキングスタジオ」の協力で子ども向けの料理教室を定期開催します。
子どもたちと高齢者が、地域・三世代で交流できる場を目指します。
23日は、初めての料理教室が行われ、地域の子どもたちが施設の畑で採れた野菜を使ったピザづくりに挑戦しました。
倉敷芸術科学大学と連携した「まちなか研究室まびデジタル工房」では、3Dプリンターやレーザーカッターなどデジタル工作機器を設置し、「ものづくり」の楽しさを提供します。
訪れた人は、学生に手伝ってもらいながら、「防災ランタン」づくりなどに取り組んでいました。
この日は、1階の利用再開を記念したオープンイベント「まびマルシェ」も開かれました。
地元野菜や手作りケーキなどを販売するブースが並び、多くの人で賑わいました。
ライフタウンまびは今後、「体験型ケアサービス」に力を入れる方針です。
体験農場での「農業セラピー」や、施設内で飼育する動物たちによる「動物セラピー」など、施設利用者の特性に応じた選択が可能なプログラムを実施していきます。




