手仕事の魅力を伝える倉敷本染手織研究所の作品展が倉敷民藝館で開かれています。
展示された作品は糸づくり、染色、織りを手作業で行って作られたものです。倉敷本染手織研究所の作品展には敷物やマフラー、小物などおよそ700点が並びました。敷物は糸を織りながら柄を出す「つづれ織り」と呼ばれる技法で作られたもので、手作りの風合いが感じられます。敷物の柄は民藝を伝えてきた外村吉之助・倉敷民藝館初代館長が考案したものでシンプルで温かみがあります。倉敷本染手織研究所では昔ながらの技法を受け継ぎながら長く使うことを前提として生活に潤いのあるものづくりをしようという民藝の思想も学んでいます。手作業による制作であることで、作品ができあがるまでに1年以上かかるものもありますが、自分が使いたいものを作る、1から自分で作ることができるという本当のものづくりの喜びを知ることができるのも手仕事の魅力としています。倉敷本染手織研究所の作品展は今月24日(日)まで倉敷市中央の倉敷民藝館で開かれています。




