古典や文字の魅力を伝える書道作品を展示した第45回晁伸会展が水島公民館で開かれています。
会場には、倉敷市連島町で活動する晁伸会の会員が1年の成果を伝える作品、31点が並びました。晁伸会は50年ほど前から、漢字の意味や古典文学の内容、書かれた時代背景などを書を通して学んでいこうと活動しています。行草体で書かれた漢詩は会員が展示にあわせて自らで選んだもので、秋の季節を表現したものや夫婦の愛情を書いたものがあり、詩に込めた思いを紹介しています。また、漢字の成り立ちとなる甲骨文字を調べて自由に表現する、戦後に始まった前衛と呼ばれる分野の作品で、見る人を魅了しています。筆だけでなく、作品の中には段ボールを筆代わりに使って表現したものもありました。晁伸会代表の安藤凌雲さんは「会員が作品に込めた思いや選ばれた漢詩の意味を感じ取ってもらえれば書の魅力が広がる。ぜひ、多くの人に自由に展示を楽しんでもらいたい」としています。第45回晁伸会展は水島公民館で今月17日(日)まで開かれています。




