倉敷市は世界遺産・首里城の火災を受け、市内にある文化財の特別防火査察を進めています。
倉敷市内の文化財のひとつで国重要文化財の指定を受けている旧大原家住宅には、倉敷市消防局の職員3人が訪れ、建物内の防火設備や分電盤などの電気設備を見て回りました。文化財の特別防火査察は沖縄県の首里城の火災を受け、文化庁、消防庁の指示で全国一斉に進められています。文化財の多くは木造建築物で、火が付くと短時間に燃え広がる可能性が高いことから、今回の査察の重要項目は防火設備の設置状況確認、使用方法の手順や知識の確認となっています。倉敷市消防局管内の文化財火災は平成15年に発生し、倉敷市林の熊野神社で拝殿が全焼しています。倉敷市の文化財特別防火査察は先月31日から始まっていて、今月14日までに市内18施設50棟の建物について順次進めていく予定です。




