史上最大の国際行事とも言われる上海国際万国博覧会。この国際舞台で、倉敷市阿知の倉敷ファッションカレッジの学生たちがファッションショーを開くことにしています。その出展作品の製作現場では着々と準備を進めています。
上海万博、日本産業館で行われる企画事業「岡山DAY」には、学校OBや上級生が作った旧作に23点の新作を加えたおよそ60作品を出展します。すべて倉敷市児島などで作られたデニム生地を使っているのがポイントとなっています。今年の新作作りには、倉敷ファッションカレッジの2、3年生18人があたり、作品の企画から製作までは、6チームに分かれて、チームごとに決められたテーマに沿って、作品を完成させることにしています。学生などは、今年初めからデザイン画製作に取り掛かり、「シーチング」と呼ばれる仮縫いを経て、現在、今(6)月末の完成を目指し、デニムの裁断や本縫い作業を行っているところです。こちらは、服の襟や袖口にワイヤーを通して、作品に自由な動きを表現するワイヤーチームです。デニム生地を使い、日本の伝統文化である着物をイメージした作品を作るチームです。学生たちは作品作りだけでなく、ショーのモデル役にも挑戦し、いかに衣装の特徴を見せられるか、ウォーキングの仕方やショーの演出も決めていきます。倉敷ファッションカレッジの学生たちが出展する上海万博ファッションショーは、9月10日の日本産業館「岡山DAY」で開かれることになっています。また、今年岡山県で開かれる国民文化祭での出展も予定していて、10月に倉敷市の児島駅前で、家政系の高校や専門学校と合同でステージショーを行うことにしています。今後、学生たちは、万博のステージで披露するウォーキングなどの練習に取り組む予定にしています。




