総社市民ギャラリーで日本画の愛好家グループれんげの会の作品展が開かれています。
日本画れんげの会は、総社市の中央公民館で月2回活動しています。
毎年、秋にメンバーが1年かけて描いた作品を展示しています。
去年は西日本豪雨で作品展を中止したため、2年ぶりの開催となりました。
メンバー16人によるコスモスや風景など、56点の力作が並びます。
総社市中央の野山政男さんは、島根県へ旅行した時に見た滝の裏側からの風景を描きました。
水しぶきを白い絵の具を飛び散らせることで表現し、今にも滝の音が聞こえてきそうな迫力のある作品に仕上げました。
日本画れんげの会はメンバーの自由な発想を大切にしています。
こちらのコーナーの作品は画材に「塩」を使ってメンバーそれぞれが描きました。
墨を塗った色紙を水で濡らし、「塩」をかけることで、一部分が漂白され墨が滲んだ様子を「何か」に見立てて表現しました。
清音に住む赤澤知子さんは、滲んだ模様を桜に見立てて風景画を、こちらの、赤澤良子さんは、滲んだ部分の周りにタンポポの綿毛を描きました。
塩で漂白された模様が、草原の中の動物のシルエットのように見えます。
日本画れんげの会展は、総社市民ギャラリーで来月3日(日)まで開かれています。




