時とともに風化していく戦争の悲惨さを忘れないよう伝えていこうと、倉敷市内の小学校で、原爆被爆体験者の語り部会が行われました。
琴浦東小学校に講師として招かれたのは、「岡山県原爆被爆者会児島支部」のメンバー4人です。
4人は、広島や長崎で被爆した悲惨な体験を時に涙を流しながら、6年生児童50人に伝えました。
現在94歳の佃 正一さんは、広島市内の職場で仮眠をとっている時に原爆に遭い吹き飛ばされましたが、一命をとりとめました。
その時に目の当たりにした焼けただれて水を求めてさまよう大勢の人たちの光景などは、今でも目に焼き付いているそうです。
次世代を担う児童たちには、そのようなつらい思いは絶対にして欲しくないと、平和の大切さを伝えていました。
倉敷市では平和教育の一環として、毎年この時期に市内の小学校で、原爆被爆体験者による語り部の会を実施しています。
今年は6つの小学校で予定していて、次回は倉敷東小学校で来月11日に行われます。




