国際港湾施設の治安対策の強化を目的に、水島港でテロを想定した合同訓練が実施されました。
この合同訓練は水島海上保安部や税関、警察などでつくる水島港保安委員会が毎年実施していて関係機関の連携強化や対処能力の向上を目指しています。今年11月に横浜でAPEC・アジア太平洋経済協力首脳会議などが開かれ、開催を阻止しようとするテロリストが国内に侵入する可能性もあるため、今回は例年より早く行われました。およそ90人が参加した訓練は、水島港玉島地区の制限区域埠頭に不審者が侵入したとの想定で始まりました。訓練では不審者を取り押さえる際に、不審者が投げつけた毒性物質に対する処理や、爆発物に対する処理訓練などが行われ、参加者はそれぞれ連携をとりながら訓練に臨んでいました。日本有数のコンビナートをもつ水島港は特定重要港湾に指定されていて、コンビナートを狙ったテロ活動が行われる可能性があることから、水島港保安委員会では関係機関の連携をさらに強めていきたいとしています。




